GitHubで会社用とプライベートアカウントを分けよう(問題ないよ)

yoshi-taka
Jan 29, 2021

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普段使うサービスで、会社用のアカウントとプライベートのアカウントを分けると便利でセキュアですよね?うっかり間違って仕事のデータを大公開してしまうリスクも小さくなります

ただ、日本国内では、アカウント分離はNGで、個人ごとに1つのアカウントに集約しないと規約違反であるという言説が広まっているようです。

認識共有用に頑張って書いた図。指摘歓迎です

そこでGitHub Supportに事実を確認したところ(英語)、規約違反ということはないという話でした。会社側で有償のオーガニゼーションを契約し、仕事用アカウントを所属させていれば、各自のプライベートアカウントは無料でOKです。

ロジックとしては、オーガニゼーションに所属させているアカウントは有償コーポレートアカウント(名称仮)なので、個人アカウントに対する無料アカウントの複数所持禁止条項は無関係となります。

該当条項

One person or legal entity may maintain no more than one free Account (略).

サポートからの回答(根拠1)

回答のうち重要な部分を引用します。
以下は共有許可をもらっています。(太字は筆者)

ポイント1

Yes, that’s right. The 𝗧𝗼𝗦 that we’re discussing here 𝗮𝗽𝗽𝗹𝗶𝗲𝘀 𝗼𝗻𝗹𝘆 𝘁𝗼 𝗽𝗲𝗿𝘀𝗼𝗻𝗮𝗹 𝗮𝗰𝗰𝗼𝘂𝗻𝘁𝘀. As per GitHub’s Terms of Service, a user is only allowed to have a single free, personal account.

ポイント2

So, again, 𝗶𝘁’𝘀 𝗽𝗲𝗿𝗳𝗲𝗰𝘁𝗹𝘆 𝗳𝗶𝗻𝗲 𝘁𝗼 𝗵𝗮𝘃𝗲 𝗮 𝗽𝗲𝗿𝘀𝗼𝗻𝗮𝗹 𝗮𝗰𝗰𝗼𝘂𝗻𝘁 𝗮𝗻𝗱 𝗮 𝘄𝗼𝗿𝗸 𝗮𝗰𝗰𝗼𝘂𝗻𝘁, it’s just that one of them would need to be on the paid plan in order to meet that criteria of our terms!

傍証(根拠2)

英語圏で当件が騒がれていないこと、 多数のサービスで一字一句同じ条項が使われていること。特に英語圏のほうがコンプライアンス周り厳しい人多いので、誰かが解説するか、論議が巻き起こるはずなのに1つも見つからないのが不思議でした。

まとめ

GitHubだけが特別ということはありません。
素直にアカウントを分けましょう!

おまけ(以前twitterに書いたもの)

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yoshi-taka

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